183系気動車(ニセコエクスプレス) 最終確認時期:2001年3月

ニセコエクスプレスです。冬季スキーシーズンには小樽を経由し、ニセコまで走ります。つくづくフロントの「Niseko」ロゴフォントが「Nikon」に見えてしまうのは私だけでしょうか?

そういえばこの車両、登場当初はANAがまるまる借り切って、ツアーパックに組み込んで利用していたような…。

車内はリクライニングシートがズラリと並んでいます。リクライニングシート形状のため、少々あおり気味に見えます。間接照明で落ち着いた雰囲気と、荷物棚の妙に日常離れした形状がミスマッチと言えばミスマッチです。

むしろ見るべきはこの天井。4列間接照明は柔らかな光と十分な照度を持ってくるための工夫とはいえ、もの凄くバブリーというか贅沢というか…。

この車両、元々ややハイデッキな構造ですが、座席部分だけハイデッキにするのではなく、スロープで床全体を持ち上げるようにしてハイデッキにしています。

リクライニングシートはジョイフルトレイン的要素もあるため、妙に多機能です。車内全般の眺めと相まって観光バスをそのまま列車に持ってきたようなユーティリティを感じます。この引きだし式テーブルですが、経年でこのようになってしまうと言う見本の状態です。すっかり斜めで、モノを置くには少々勇気が要ります。

座席にはエアチューブフォン式のオーディオユニットが、全席背面には液晶テレビが取り付けられています。この液晶テレビ、リクライニングを前提として角度が変えられるようになっています。チャンネルには前方展望が見られるチャンネルも設定されています。

座り心地ですが、少々クッションにヘタリが入っているように感じます。座席形状が形状なので、身体全体が仰向け気味になります(くどい>自分)。

各座席の上にある座席番号表示とスポット空調・読書灯・スピーカーのユニットです。形状や雰囲気は全く独特のものがあります。

リゾート向け、スキー向けと言うことで荷物も大きめになりがちなのを見込んだか、棚の奥行きは一般車両より深めになっています。

デッキ部分にはジュースの販売機があります。

車両選択に戻る>>
座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通(ニセコエクスプレス)2形式付番無し960mm