40系気動車(ぽっぽや号) 最終確認時期:2004年9月

浅田次郎「鉄道員」原作の映画「鉄道員(ぽっぽや)」と言えば、まず知らない人が居ないほどの知名度を誇る作品となりました。その映画で登場したディーゼルカーも(いろんな意味で)印象的でした。

設定当時の車両は既に無く、キハ40をレトロ化改造して映画で登場させていました。改装後〜映画上映直後までは富良野線を中心にウロウロしていたのですが、この写真を撮ったのは釧網本線緑駅…それもこの駅折り返しという極め付きにマニア殺しな運用です。

え?何故ここで?夜行明けで緑駅前の温泉に入りに行った帰りでございます(笑)。当サイト内の「止別駅」ついでというか何というか…。

私自身はどういう訳かこの車両と遭遇する事が多く、改造車登場後6回渡道して6回キッチリ拝んでいます(笑)。車両自体は先日廃車となったそうです。

車内は40系気動車によくある光景、と言わんばかりのごくごく一般的なセミクロスシート配置の車内です。トイレ前にプロモーション画像を流すためのモニターが有る事を除けば、ですが。

クロスシート部分には特に変化はありません。

問題は窓と窓間なんですよね…見た目を「それっぽく」するために所謂バス窓改造を施し、窓間には映画の特徴的なシーンを掲出しています。

ロングシートも窓とパネル写真を除けばそのまんま…北海道はなまじ原色ブルーモケットが多く残っているので黙っていても古めかしく見えるのはさすが(笑)。

トイレ前には映画では映っていなかったはずですが、「キハ12 23」なるプレート…凝っていると言えば凝っています。

そして、概して殺風景空間となるトイレ横の壁には出演者のサインがパネル展示にされています…が、アクリル板による静電気で埃を呼び寄せてしまい、あちこち薄汚れて見るも無惨…。

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