道東・道北ではおなじみの形式です。四国には0番台がいますね。2エンジンで山路もガンガン越えてゆきます。

写真の車両は、台車を交換し、最高速度もアップしている車両です。元々コイルバネ車両だっただけに、乗り心地も多少良くなっているのではないでしょうか?路盤が弱い線区では、乗り心地も最高速度もあまり還元されてないように思えますが…。

一部車両は座席を変更して急行として運用されていた時期がありました。今は「きたみ」などのロングランに入ることもあるとか…。

釧網本線を抜ける車両にはこのようなイラストシールも…。ちょっとカッコイイですね。

ボックスシート。これの近似スタイルがJR西日本管内の近郊形電車で使われていたりします。

座ブトンにちょっとヘタリが入っていますが、肉厚のヘッドレストや窓側にもセットされたアームレストに「近郊形以上・急行形未満」な位置付けで造られた意図を感じます。

通勤・通学時間帯の混雑に対応するため、デッキ近くにはロングシートがあります。0番台よろしくバケットの強調された座席です。ヒップサイズのワイドなワタシには少々厳しい座席です(笑)。

写真は撮影が少々古いため、灰皿が両脇に残っています。勿論、今は全席禁煙。

ロングシートも車両やエリア、改造時期が異なれば…と言うブツ。まずは仕切扉近くに2席の優先席があるタイプ。

そして、中央側に近い側2席が優先席になっているタイプ。模様以外の区別が著しく付きづらいあまり宜しくない例ですね。奥の方が少し紫混じりなのではありますが…。

ズラッと並んで居る方。

トイレ前、入口はデッキ側になっているのでズラリとロングシート。殺風景というか何というか…。

かつての急行「礼文」等に使われていた急行仕様のW12。センターアームレストと窓側のアームレストが取り払われていますが、新幹線0系譲りの発生品です。

引き出し回転テーブルも健在ですが、背ズリの薄さまで健在にする必要はなかったような…。既に廃車になっていますが、快速「海峡」仕様の50系客車も同様にW12を装備していたものの、センターアームレストは残されていました。微妙な登場時期の違いと言う事なのでしょうね。

こちら、ボックス席からW12発生品へ改座したバージョン。上の急行仕様と何が違うかと言えば、シートピッチの違い。急行用は880mm、ローカル専従の改装仕様は940mm…あれ?

釧網本線系統でよく見かけるようになった魚介類イラストモケットのW12改座席。こっちの方が見た目も軽やかな感じなのは色彩マジックですね。

テーブルは出し入れできますが、建て付け悪くてなかなか出てこないのも散見できます。

全景画像。うん、パッと見明るいですね。2004年乗車時に撮り逃して先日、ようやっと出会えた次第。

さて、発生品のリサイクルとサービスアップを兼ねた名案とも思われるR51C換装スペシャルの始まりです。これは割と昔、1998年に撮ったものです。

換装後、特急との格差と普通列車としてのトーン維持のためか、色とモケットがそれまでのボックス席に近いカラーになっています。

その次に見かけたバージョン。ややカラーリングが異なっています。窓割りは弄られていないので、車窓を楽しむなら事前に進行方向左右の眺めをリサーチ、当日は早めに始発駅乗車を意識して、勿論窓割りと座席が上手に連動するポジションまでダッシュ(笑)。

そして最近改座されたタイプ…もう一々モケットまで気が回す気も起きなくなったか、特急時代のそのまんま。後部カバーにあるドリンクホルダーも残っています。

但し、そのメンテナンスは既に諦めモードというか放置というか…壊れたら撤去して終わり、みたいな感じでした(事実、何カ所かは取り外されていた)。

こちら、ちょいとバージョン違い。一見、上と同じですがドリンクホルダーが無いブツ。

もっと見てみると、先のモノとは異なり、座席脚台のフレームが全面ステンレスではなく部分的に鋼製だったりします。

座席配置ですが、集団見合い式のため、中央ボックス席には大形のテーブルがあります。グループならここを取ると良いのではないでしょうか。

転換クロスシートメインの全景。

R51Cメインの全景。一応の配置目安はあるのですが、どちらがどういうタイミングで来るか…なんてのはもはや運用予定が判る現業の人でもないと無理でしょうね…出たとこ勝負で楽しむのが良いようです。

R51Cメイン(ドリンクホルダー無し)の全景。トイレ側から撮影しています。

別の車両で、トイレを入れるとこんな感じ。

さて、そのトイレ壁ですが、宗谷本線で運用に就いている車両にはこのようなマガジンラックがセットされています。沿線自治体の広報紙が一度に読める何とも貴重なスペース。