(懐)58系気動車 最終確認時期:1996年3月

「魚釣り列車」で知られた今は無き新宮夜行を終点で降り、地下階段でホームを上がると、まだほの暗いホームで接続を取るようにJR東海エリアへの普通列車が出ていました。

今でこそ新系列気動車がゴロゴロしていますが、当時は58系気動車がカラカラと待ち構えていました。関西エリアで18きっぷを使っていた人であれば、この乗継経験者は多かったんじゃないかな?

冷房化改造こそされていましたが、その晩年期は、JR各社の58系気動車の中でも有数の原型度を保っていたと思います。勿論、通路部分などにチラリチラリとJR東海イズムが見えてこそいますが…。

クロスシートは、初期型の薄いフレームにカマボコ形手摺りの黄金コンビ。JR東海のクロスシートは電車にしてもビニルカバーが掛けられていたのがワンポイントです。

撮影当時は区間喫煙だったので、灰皿も残されており、ノンビリ長時間のローカル列車を楽しむことができました(毎日使ってる人からすればご勘弁だったのでしょうが)。

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