12系客車(ばんえつ物語仕様・リニューアル) 最終確認時期:2007年8月

新潟〜会津若松間の半定期的なイベント列車として定着した「ばんえつ物語」号ですが、2007年夏期の運行開始から車内外にわたるリニューアルが行われました。

車内については、座席の改造がメインとなりました。座席改造の結果、少々全般的な見渡しが詰まり気味になっています。

一般区画のボックスシート。座席のフレーム自体は変わりませんが、モケット・詰物をバケット調に改良し、ヘッドレスト部分を嵩上げ増設しています。

さらに、元々あったボックス型手すりは撤去されていたのですが、やはり苦情があったのか、半月状の「カマボコ形」が後付けで増設されています。

通路側のミニテーブルも健在ですね。よく見ると、アームレストの色がリニューアル前より明るいものに交換されています。

肝心の座り心地ですが、一般にリニューアル後というのは悪くなる(特に元のフレームを弄らないタイプは失敗が多い)経験則を持って臨んだ格好になりましたが、座ってみると結構しっくり来ます。ヘッドレストの位置も思うより悪くありません。良い意味で期待を裏切られたリニューアルとなったようです。

急行用のカテゴリの中でも、さらに大ぶりの座席なので、元々の余裕が生きてきた格好になります。

車端のS席区画もこの通り。壁際席は通路幅の関係で窓側のアームレストがありません。

テーブル展開状態の図。このテーブル、ご存じの方も多いのですが、元々はJR九州787系普通席の2次車以降に備え付けられたもの。その後、E653系普通席の一部区画や、秋田地区のリゾート気動車普通席などで見かけるようになったモノですね。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通4不詳1580mm(ボックス間)