713系電車(900番台・サンシャイン) 最終確認時期:2005年3月

JR九州は、特急列車のみならず普通列車においても萌え物件満載です。宮崎空港線の開業に併せ、長崎からはるばる8両がやってきました。900番台の通り、制御装置などの足まわり部分がその後の783系などに通じる(当時としては)先進的な方式を採用した試作車でもあります。

外観も南国イメージで統一した車体は遠目にも鮮やかです。ちなみにこの写真は1997年の撮影、故にまだ完全ツーマン運用につき車掌がドア操作を行っています。今はワンマン仕様になっていますね。

運転席側からの全景。これは2005年3月の撮影。ワンマン改造された後につき、運転台後ろの部分については座席が撤去されています。

車両連結面側から全景。ワンマン運用時に備えた整理券発行装置が目に付きます。

車両中央にはRS390がズラリ…特急の末端運用などではなく、純粋に運賃のみで利用できる車両としては文字通り破格の装備とも言えます。何せ、座席だけ見れば783系(改座後)とイイ勝負な訳で…。

勿論、と言うか当然というか、シートピッチ910mmに対する窓枠などのフォローはなく、一部席はモロに窓枠などとかち合います。文句言えた筋じゃありませんが…。

ヘッドレストはビニルレザーに簡略化されている程度で背面テーブルなどはしっかり使えます。惜しむらくはやはり九州共通のメンテの悪さ。センターアームレストの固定角度がちょっとおかしいとかシートリクライナが少しおかしいとか…は想定の範囲内にしておけば別に問題はないでしょう(笑)。

ドア際、前が目隠し代わりの衝立がそびえます。足下がもの凄く狭いのですが…ガマンガマン…。

車端部はロングシート、ハイバック+ヘッドレスト付きとなかなか重装備です。座席後ろの窓、カーテンを降ろすのは非常に面倒…。

1人分の幅こそちょっと狭めですが、しっかりした詰物とバケットは健在でした。

どこぞのファーストフード店にありそうな立客用テーブルの趣を見せる衝立。ゴミ箱が併用されているのも合理的かつスマートでグー。

車端部にはトイレもあります。手前の壁のような部分の下、消火器がスポッと隠れてます。リフレッシュ時期が若干前になることからか車椅子対応にはなっていません。

1997年の運転台後ろ。今でこそ運賃箱と運転士用の取り回しスペースのために座席がない場所ですが、以前はこんな風にロングシートがありました。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通2RS390910mm