787系電車(BK編成) 最終確認時期:2003年9月 | |
九州新幹線開業により在来線特急は状況激変しました。新八代-西鹿児島(鹿児島中央)間の区間開業となる新幹線にリレーする役割を込め、編成全体のリフレッシュを兼ねたBK編成です。 登場当初のカラーリングもガンメタリックベースでかなりインパクトがありましたが、それまでよりさらに濃いめの色遣いとなっており、非常に重厚なイメージを受けます。側面のロゴやレタリングなども新調されています。 |
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普通席全景です。従来の編成では、登場時期や次数によって変幻自在なカラーリングとパターンを持っていましたが、BK編成では基本的に室内のカラーコードとパターンコードは統一されています。ただし、車両によって相違がありますが…。 |
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座席自体は以前と同じ、JCAS製座席が残りました。表地・詰物の交換を始め、各部がリフレッシュされています。 JR九州と言えば、とかくメンテナンス下手が有名ですが、極端な話、他社で言うところのメンテナンスについて、リニューアルやリフレッシュごとに行っていると捉えておくと気休め程度の納得はできると思います(笑)。 |
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さて、BK編成となって最大級の変化と言えばビュッフェ部分の去就ですが、このように座席が設置されています。天井はビュッフェ時代のスーパーエッグドーム+スポットライトそのままに、2&2座席がドドンと並びます。 |
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座席自体は885系普通席のそれをモケット張りにした物となっています。大きめのヘッドレスト(マジックテープで形状変更可)が印象的です。 さて、この座席についてはシートピッチをそれまでのビュッフェ窓ピッチに合わせることと、車体構造上、荷物棚が設けられなかったことから床置きを想定して非常に広く取られています。グリーン席同等の1200mm(!)。半室はセミコンパート席そのままなので、仕切扉で区切られた小部屋の趣と相まって、ヘビーユーザーを中心にこの区画の指名買いもある位の人気スポットとなっています。 座席自体は、革からモケットになったことで滑らないようになり、しっかりボディーホールディングしてくれますが…ランバー部分の形状はしっかり座ってもなお誉められた物ではなさそうです。 |
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グリーン席もしっかりリニューアルされました。入口のピクトグラムも新調されています。 |
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デッキ部分はマホガニーベースの木製パネルとなり、天井の白とのコントラストがいっそう引き立ちます。デビュー当初のメタリックも斬新で良かったのですが、今回のウッディな内装は結構お気に入りです。 |
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個室部分です。内装はすべて張り替えられています。 |
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さて、開放室部分です。2&1配列はそのままに、非常にコントラストの強いカラーコーディネートが施されています。突き当たりの壁面パネルについては、表示内容に特段の変化はなく…。 |
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1人用席です。モケット・詰物が取り替えられており、座り心地はやや堅めになっていますが、ホールディングは向上していると感じました。よく見ると、表地にはつばめマークが入っていますね。 |
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お約束の全展開状態です。リクライニング角度に不満はありません。テーブルもしっかり水平を向くようにメンテナンスされていますね(殴)。 |
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勿論、「つばめアーキテクチャ」と呼びたい2段リクライニングも健在。以前から、このつなぎ目部分のゴツッとした感じは気にならないわけではありませんが…ま、いいや。 ご存じの通り、1人掛C席側は八代より南で非常に美しい海岸線を通ります。晴れた日の夕刻、西鹿児島発車の便であれば、それはそれは美しい夕陽を眺めながらのひとときが過ごせます。 |
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2人掛です。そういえば、的な部分ですがこのグリーン席のサイドカバー部分、結構柔らかい素材でできています。覚えておいででしたら、ご乗車の際に少し指で押してみるのも一興。 |
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お約束の中折れリクライニング発動時。しかし、この中折れをフルに起こした体勢でしっくり来る人は…多分に猫背です(笑)。 |
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トップキャビンも健在、そして隠れ機能となっている1人掛席の45度固定もきちんと生きていました。だから何?と言われても困りますが…。 |
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座席データ | 座席クラス | 掛人数 | 座席形式 | シートピッチ |
普通 | 1 | 付番無し | 1000mm | |
普通 | 2 | 付番無し | 1000mm | |
普通(元ビュッフェ) | 1 | 付番無し | 1200mm | |
普通(元ビュッフェ) | 2 | 付番無し | 1200mm | |
グリーン | 1 | 付番無し | 1200mm | |
グリーン | 2 | 付番無し | 1200mm |