70000形客車 最終確認時期:2003年9月

全国にはトロッコ客車が数あまた存在します。基本的には客車を改造したものですが、九州の「TORO-Q列車」に使われた車両は元々トラ70000形無蓋貨車(要は屋根無し)です。

側板に支柱を立てて屋根を造り、貫通路を作って…とリフォームの匠も驚きのビフォーアフタぶりです。

貫通路部分です。こうしてみると、まともに上まで板が張られているのは貫通路の枠を立てるため、それ以外は極めてシンプルになっていることが判ります。

座席部分は極めてシンプルな脚台+座面。勿論板張り、明治時代の3等車もビックリの設えです。お尻に爆弾を抱えている人は座ってはいけません。元が貨車、ということで乗り心地もかなりワイルドです。

そんななかなか厳しい車両でも、由布岳の特徴ある山並みを見ながらの乗車行で納得頂けるモノかと。なお、悪天候時は両端に繋がっている動力確保兼雨宿り用の気動車に逃げ込むことになります。

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