58・65系気動車 最終確認時期:2000年2月

神戸は三宮港からフェリーに乗って上陸した四国で最初に出会ったのがこの58+65の編成でした(笑)。一頃の四国や九州でのローカル運用では極々当たり前で見られた組合せですが、新型車両の前にやや影が薄いところです(え?山間部で腐るほど居る?それは失礼)。

写真はエンジンパワーの65とトイレ・洗面台があると言うことで58がセットになる典型です。

こちら、58系気動車の車内。セミクロスシート化されており、デッキから少し中まではロングシートが並んでいます。クロスシートの背面に見える無機質な鉄棒2本は吊革を支える柱です。

ボックスシート部分です。元々急行用として造られているだけに、その寸法的余裕はちょっとしたものです。アコモデーション改良が流行った頃、何を思ったかこのボックスシートにしてバケット形状が取り入れられ、施工されています。

だからといって、劇的に乗り心地が良くなるわけでもなく、逆にちょっと横になってみたり、それまで当たり前だった崩した座り方をするとどうにも座りが悪くなってしまいます。何事も程々がよろしいようで…。

こちら、65系気動車の側。見事なまでのボックスシートです。

キハ65系のボックスシートです。フレームは典型的なボックス席でも後期のフレームが採用されています。背ズリを挟んで双方のアームレストが同一直線上に並ぶように置かれているのがポイントです。そのほか、58系気動車の座面に比べて扁平度が強くなっています。

シートピッチもこれだけ広いと膝がぶつからない環境になります。広々まったり、ローカル線でこれがくると妙にお買い得な気になるのは65系気動車が関東ではまず見られないと言うことからなのでしょうか?

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