121系電車 最終確認時期:2006年11月

実は、四国に行って必ず拝みたかったのはこの形式です。国鉄末期も末期、もうすぐそこにJR発足が…という頃、四国電化が実現、当該区間内の通勤電車として投入されたのが121系でした。

あちこちの廃車から部品をかき集め、新製の車体を乗っけています(笑)。車内は211系と205系をミックスしたような感じで、通勤通学向けの仕様となっています。

室内は白系統の内装板と濃いワインレッドのモケットが鮮やかな対比を見せます。下回りはかなりな年期モノですが、天井部分はラインフロー式の空調装置を奢るなど或る意味の頭でっかちさんと言えましょう。

そういえば、この形式はトイレ無しなんですよね。尤も、それが困るほどの距離は走らないと言うのが前提ではありますが、同区間を走る他形式は軒並み付いているだけに…。

この車両の登場当時、テレビ東京(既にテレビ朝日だったか?)の早朝で「レール7」なる番組があり、ここで紹介された121系を見た私が一番出会いたかったのがこのボックスシート(笑)でした。

通路側が幾分切り欠きになっており、その部分に大形の手摺りが付くというそれまでとしては異例のスタイルとなるボックスシートを見たかったのでした。

いや、別に座り心地とかそういったものは特に目当てでは無かったんです…^^;。マジでこのボックスシートだけが目当てでした(苦笑)。

ロングシート部分、2人掛ですがクロスシート背面部分は211系のような凝った造り込みは見られずストンとした壁面です。

ロングシートの一部は優先席です。色通りのシルバーシート。こうしてみると、ソデ仕切もシンプルです。どちらかと言えばこの辺は103系とかその辺に近いですねぇ。

車端はロングシートになっています。全体的な座席割付は211系セミクロス仕様のそれと殆ど同じと捉えるのが一番自然、かつ211系との走行路線格の差を製造費と造形で表してみました、みたいなものも透けて見えます。

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