181系気動車 最終確認時期:2002年10月

強力なターボエンジンで一部では「化け物」と言われてしまうハイパワー気動車で有名です。主戦場が西日本なので、私も乗る機会があまりありません…(泣)。

現在は加熱問題(だったかな?)でターボ機能が止められているそうですが…それでも鋭い出足と怒濤の唸りは今なお健在です。天下の東海道本線・山陽本線で俊足の新快速に伍して(つったって、停車駅が…^^;)いる姿を拝めるのはあと何年?

写真は特急「いそかぜ」で小倉駅に到着した「フグ編成」のものです。

主に山陰地区の普通席に使われているタイプです。シートピッチ910mmでR55Dが配置されています。グリーンとベージュをベースにしたモケットは車内の化粧板と妙にマッチしているような気がします(マジで)。

エンジンの煤煙対策とのことですが、カーテンが個別横引ではなく大窓一括で引き下ろし式カーテンというのは、混み合っている時期はそのやりくりに難しかったろうに…と勝手に思いを致す今日この頃です。

大阪発の「はまかぜ」によく見られるタイプです。座席こそR55Dですが、モケットに紫をベースにしたシックな雰囲気を感じます。この気動車の騒音の凄さは昨日や今日に判ったわけではありませんが、車掌も心得たモノで、鉄橋など車内放送がどうやっても届かない区間では一時中断しています(驚)。

今や貴重品となった(?)1両まるまるグリーンです。モケット張替などこそみられるものの、2&2配置そのままの古き良き時代の構成にやる気が有るのか無いのか…。

個人的には細めの折り戸を開けて入る、ちょっと前まで当たり前だったグリーンへのアプローチに「萌え」てしまいました。ああこのノスタルジー、平成生まれには解るまい(笑)。

座席自体は生まれてこの方…のR28です。モケット張替、詰物のボリュームアップとバケット化こそ若干されていますが…フレームや、リクライニング時の座面連動スライド&チルトなどは健在です。

特急グリーンの床面と言えば全面、あるいは通路部分が防音と高級感を兼ねたカーペットになっていますが、この車両は全くその素振りがありません(泣)。床面こそ一見、カーペット調なのですが…。

決して安くないグリーン料金ですが、平成のご時世にしてこの「ノスタルジー満点!グリーンがまるまる1両!その気になればお客はアナタ1人!」が約束されたような状況とは言え、やはり実際に終点まで乗るのは躊躇われる今日この頃です。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通2R55D910mm
グリーン2R281160mm