125系電車 最終確認時期:2007年3月

小単位輸送線区向けの電車ですね。他には加古川線にも居ましたっけ…。単行で走る姿はなんともチャーミング。

そして、外観からも不自然さというか自己主張バリバリなのが中央部分だけ際だった大窓。つまり、いずれドアを増設することもできる…と。

車内はセミクロスシートとなっており、登場当初はクロスシートが1&2配列だった由。ところが、地元が「カネ出すからナントカして」と拝み倒し、2&2配列に再改造されたという…。

登場当初からある意味での出オチをかませた車内は、すおう色のモケットも眩しい西日本的な車内デザインです。

クロスシート部分は、JR西日本でよく見られるようになったタイプのフレームによる転換クロスシート。

背面は知格として、ちょっと着座ポイントが落ち着かない座面なのは、固さと共にもう少し何とかならないかと思うこと多々。

しかし、この車両…1両であらゆる輸送モードを賄おうってんだから一般的な転換クロスシートというめまぐるしい差異が随所に…。

ロングシートとの境目にある固定席。座面がもの凄く板のように、かつソリッドに見えるのは、窓側のフレームが少し出っ張っているから…だけではなく、やはり座面の角度がフラットになっていることも災いしています。

「ゆとりスペース」背後の固定席。前述のものと同じですが、違うことと言えば優先席から外されている…ということ。

間に挟まれた「ゆとりスペース」。元々、ここには座席が設置されていなかったそうですが、画面左側を見ての通りで、折りたたみ座席がセットされるようになりました。

しかし、これまた座り心地という点では、背面の角度が切立気味の上、座面も硬めなのが通例。そして、シートピッチ的には全く救いがない…足下はイマドキの座席に見られなくなったフルカバーとなっており、どうしようもない。。

いっそ、ロングシート向きに折りたたみ座席を配置した方が面白いんじゃ無かろうかと思わされる、ヒキコモリ仕様な座席区画となってしまってますね。

固定席と転換席を向き合いにすると判る座面の微妙な違い。そして、背面角度の違いやランバーサポートの張り出し量の違い…って、全部違うってことだし(苦笑)。

ワンマン運転対応仕様故、ドア脇には整理券発行機が鎮座しています。ロングシート部分のソデ仕切りはなんだか板ぺったん…。

一時期、「無味乾燥、釣った魚にエサはやらん」然とした新車が見られた西日本ですが、この車両はちょっと脱却。

ソデ仕切り内側に座席と同タイプの布地を貼り、JR東日本エリア特有のソデ仕切りに見られる寒々しさを和らげています。こういう風合いの気配りって、私鉄っぽいかも。

トイレ前は、車椅子スペース。壁面にヒーターがあり、やはりドア脇には整理券発行機が見えます。

トイレは、車椅子対応で細長いタイプ。車椅子対応トイレについては、JR東日本や東海と、西日本では動線の考え方が対照的になりつつあるように感じます。

車両選択に戻る>>
座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通2形式不詳910mm