489系電車 最終確認時期:2003年1月

関東と北陸、その輸送需要はかなり旺盛で、輸送モードの多さは東京〜大阪間輸送のバラエティに迫るものがあるのではないかと思います。

今でこそ昔語りになってしまいましたが、一頃の金沢駅では立て続けに東京・上野までの夜行列車が出発していた時期もありました。

急行「能登」の車両変更については時々話があったらしいですが、結局、定期運転としてはラストを看取った489系の普通席です。こう、何て言えばいいんですかねぇ…カラーコーディネートがあるのかないのか解らない色遣いってのは…。

R51改がズラリ、この簡リクに起源を持つタイプの座席に設置されたシートバックテーブルの動作原理というか、仕組みになかなか萌えを感じます。

コップ穴は後述の「ラウンジ&コンビニエンスコーナー」や車内販売で販売されたコーヒーカップに合わせたサイズになっています。なので、微妙にジュースの缶は合わない罠。

号車が違うとこんなもの。まだこっちの方が色のトーン統一がされているのでマシかな?些細ですが、灰皿が窓側テーブル下だけでなく、背面のカバーにも取り付けられるのが流行ったときがありまして…その初期に当たる座席でもあります。

車端部にありました(笑)。

先頭車は女性専用レディースカーです。この号車にはR55C換装車両が入ることも多く、なんか微妙な心境です。

まだ碓氷峠を在来線が抜けていた頃、上野〜金沢間には「あさま」に紛れて「白山」が長駆していました。この両拠点間は比較的人の流動が多く、乗ったときは割と込んでいた経験があるのですが、その為か長時間車内で過ごす人のためのフリースペースがありました。それがこのラウンジ&コンビニエンスコーナーです。

今でこそ「能登」の自由席難民+ホームライナー代わりのサラリーマンのたまり場ですが、車内に残るガラスケースや装備品を見ての通りで、車内販売の基地のみならず、この場で食品その他かなり充実した買い物ができるコーナーでした。

見付全般については、何となくブルートレインに見られるロビーカーのイメージを踏襲しています。違うことと言えば、ブルートレインロビーカーの照明は白熱灯メインなのに引き替え、489系のそれは蛍光灯にルーバーをかぶせたモノになっていると言うところです。

冷水器。お、まだありますねぇ。

グリーン席はR27改が頑張ってます。必死です。こんな座席ですが、時たまどうしようもなく混みます。何とかしてください(笑)。

さくっと電話室があります。まだ携帯電話が普及していない時期に改造を受けた車両なので、登場当初は結構需要が合ったと思います。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通2R51改910mm
グリーン2R27改1160mm