521系電車 最終確認時期:2007年3月

敦賀までの直流電化、新快速乗り入れなどと同時にデビューした車両ですね。車体はぱっと見で223系5000番台ですが、交直両用の電車であります。

敦賀駅では、北陸方面からの同車と新快速への乗換が可能となっていますが、ホームの端から端まで歩かされる格好で、高齢者などはちょっとしんどそうです。というか、新快速のホームが端っこすぎるんですよね…給電の関係で仕方ないのかもしれませんが…。

車内は223系1000番台以降でよく見られるタイプです。ワンマン運転に対応できるよう、整理券発行機がドア脇に備わっているのがポイントでしょうか。

座席は223系2000番台と同形状の転換クロスシートが910mmピッチで設置されています。223系1000番台までは、座席もクッションや形状が比較的奢られていたのですが、このタイプから急に座面が扁平でカチカチ気味のものになってしまい、座り心地にほめるべき点が無くなってしまったのは残念です。

画像を見ると判るのですが、座面のヒップポイントが座布団の真ん中に位置しています(モケットが他とズレて起毛しているので、ストロボに対し色味が異なっている)。この位置にお尻が来る、ということは背ズリのランバーが、しっかり奥まで座らせない形状になっているということです。

ドア脇の固定席。必ずしも進行方向に向くわけでもないのですが、ヘッドレスト部分が比較的自然なスタイルでセッティングされてると思います。ランバー部分は少々立ち気味なのは…ですが、後席に気を遣うことも無い、というところもプラスの作用なんでしょうね。

車端優先席部分にはロングシートが設置されています。321系のロングシートと同じ形状ですが、座席表地がモケットになっており、あの破綻した座り心地よりはマシではないでしょうか。座面高度が少々高いように思えますが…。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通2形式不詳910mm