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しばうら鉄道工学ギャラリー 最終確認時期:2017年5月 |
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豊洲の新迷所と言われて、真っ先に例の巨大市場を思い浮かべてしまう昨今ですが、こちらは規模こそプチながら新名所たりうる期待の新星。
ゆりかもめ新豊洲駅前、芝浦工業大学附属中・高の施設内に学間連携と地域交流を兼ねた、新しい鉄道文化発信地として「しばうら鉄道工学ギャラリー」がオープンしました。
元々、同校が国鉄の記念事業として設置された東京鐵道中学を由来としているご縁もあったのか、鉄道資料コレクションの寄贈等を受け、その散逸を防ぎ、研究と学習に資するインフラとして設置された由。
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入口は、くりはら田園鉄道のラッチが控えています。この段階から、すでにショーケースの中が気になって仕方が無いのが普通でしょうね。
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さて、通常の展示は様々な媒体で紹介されていることでしょうから、奥に見える座席にフォーカスしてみましょう。
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新潟ですっごく見覚えのあった座席が3脚と、その奥にこれまたどこかで座ったようなボックスシートが2ボックス分見えます。
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手前のリクライニングシートは、「はくたか」編成から転じたクロハ481-3037(R2→R27編成)のグリーン席に設置されていた偏心回転油圧リクライニングシート(小糸工業製)ですね。
リネンもパリッとしつらえられており、現役当時の雰囲気もかくやといったところ。
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座席は現役当時と同様の1210mmピッチで、リクライニング機能やフットレスト、回転ペダルなども健在。
飲食こそ当たり前に不可ですが、ギャラリー内の書籍をここで読むことも可能です。
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その奥には、115系1000番台のボックスシートが、本来よりピッチを広めに設置されています。
現役当時、脚台が通路側にしか無かったため、窓側に固定脚を追加したそうです。
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ギャラリー内には、多くの有名なコレクションが展示されています。私が大変お世話になった、故・岸由一郎さんのコレクションも収蔵されており、その一部をここで見ることができます。
時折、展示物は変更されているとのこと、また、特別イベントも今後予定されているとのことで、そういう意味でも来るたびに何らか発見がある、長期的に楽しめる施設ではないでしょうか。
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