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東武博物館1720系 最終確認時期:2016年03月 |
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お江戸玉ノ井向島、誰が言ったか東京屈指のラビラント。今は駅名が東向島となって、高架下には東武博物館が設置されています。企業博物館に属するのですが、展示はPRも兼ね、限られたスペースにも関わらずなかなか資料的にも攻めているのではないかと感じています。
以前より、DRC1720系のカットボディが展示されていたところ、先日なにやら追加展示があったらしい、と聞きつけて行ってみたら…ホントに居た(笑)。この全景写真から既に怪しいオーラが立ち昇っております。
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はやる気持ちを抑えて、従来からあった方もちゃんとスポット。DRCの座席と言えば、このゴールドっぽさを兼ねたオレンジ基調の段織モケットもまばゆきリクライニングシートが象徴でしょう。
壁面の化粧板や、窓上の席番表示プレート部のアクセントとのカラー対比もあり、一億層中流時代のデラックスな非日常空間を演出していました。
座席自体は東武200・250系の項でも紹介していますが、現品は現役当時にリクライニングレバー部分とアームレストの嵩高が交換されており、フットレスト部も優美なアームによる固定バーレストだったところ、100系との交代過渡期にこの(クソ頑丈な)フットレストに交換されています。
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さて、今回の主役はこっち。エジプトスタイルの色あわせで格子パターンのモケット表地も目を引くリクライニングシートがあります。
これ何?と言われそうですが、やはり100系との交代過渡期、DRCご自慢施設だったジュークボックス・サロン室を普通席に改装した際に設置されたのがこの座席。
座席趣味者の中では、地味に永らく消息が噂されていましたが、出てきたんですね。なぁんだ○上さん、隠してたんじゃなーい、と言いそうになった位。
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2列目でもパチリ。回転ペダルが外されており、素性を探るにも限界があるのですが、いわゆるR36Bフレームをベースにオリジナル仕様としています。
JRで残存する系列席と比較して頂ければと思いますが、ソデ体の突き出し部分寸法が異なっており、センターアームレストを省略して、東武の車体幅に合わせています。
グリーン車級の座席を持ってきている辺りは意地かもしれませんね、座り心地も健在です。惜しむらくは、先に紹介した(クソ頑丈)フットレストをこの席も設置していたはずですが、それが見当たらないんですね。
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この角度から見ると判る脚台の大きさの違い。そして、見えづらいかも知れませんが後部カバーのフレームからの通り、座面の高さが少し高めになっています。
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在来席との仕様を合わせるためか、背面テーブルはなく、網袋のみのシンプルなシートバックをしていますね。
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ちなみに、2列目はリクライニングレバーというかスプロケットがおバカさんになってしまっており、リクライニング状態で固定できないので、早々の補修が待たれるところです。
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この座席、何が萌えポイントかと言えば、このアームレストに巻かれたシート表地によるクッション。
R36Bも同様の仕様となっており(九州の弄った後は別問題として)、ここがR54でもRS390シリーズでもないという、座席系譜を辿る上で非常にポイントになっているのではないかと一人一方的に納得しております…いや、勿論仕様なので発注次第でどうとでもなるんでしょうけどネ。
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この向きで見ると気付くのですが、アームレストは在来席より狭めなんですね。で、その分を座席の幅に還元しております。
回転に必要なシートピッチは十分なのですが、通路を当時のアテンダントが往復する関係であまり張り出せなかったんでしょうね。
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