秩父鉄道12系+C58形機関車(パレオエクスプレス) 最終確認時期:2005年4月

関東地区で最もお手軽にSL列車が楽しめると言えば、やはり秩父鉄道の「パレオエクスプレス」でしょうか?

折しも少し遅れ気味の桜が舞い散る時期に訪れる事となり、沿線では桜と列車を絡めた撮影を試みる人が多くおりました。

さて、客車はこれまたJRから導入した12系客車です。一般的に見る12系より乗務員室の窓の形が外に寄っているように見えますが、製造年次によって小さい車両もあるそうで…。

貫通扉には秩父鉄道のエンブレムも入っています。

客用窓側にもこのようなエンブレムが入っています。

車内はJR時代ほぼそのままをキープしています。青モケット・ライトグレーのフレームカラー…かなり良く残されています。

デッキ仕切扉もこんな感じ。右上のプレートについては、形式を略し車番のみ表示となっています。

座席は所謂「急行フレーム」のボックス席、窓側にもアームレストがあります。シートピッチは大きめの1580mm(通常の近郊形車両ボックス席は1420/1490mm)、多少ゆったりと楽しむ事ができます。

一見、ボックス間ピッチは3000系のそれも同じに見えますが、窓枠脇にある大形テーブルは同じ物。そう見ると、テーブル端部と座面先端のカブり具合でピッチの違いが判ろうというもの。

でもやっぱり、壁際にはこのような横幅狭め設定の座席があります。12系は折戸となっており、戸袋窓相当のS席設定はありません。

トイレは処理施設の関係か、一部撤去されています。

土日を中心に12月まで、お手軽観光のお供として如何でしょう?

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