(懐)北総鉄道7000形 最終確認時期:2003年5月

北総鉄道と言えば、まずはやっぱりこのお顔でしょうか?ゲンコツ電車という愛称を知っている貴方は(略)。

車内に入ります。薄い小豆色の床面に京成車両にないトーンを感じますが、白を基調とした内装板が明るさをもたらしています。

座席自体は何の変哲もないロングシートです。クッションやスプリングなど、この時代の平均的なモノと言えます。

荷物棚の形に引きずられた格好で、ソデ仕切がナナメに降りているのが特徴と言えます。真ん中に着座した人の肘掛を狙った横棒がありますが、この幅がちょっと微妙です。上に置くと脇が上がってしまい、棒と棒の間に入れると角度が悪くてちょっと痛い…人間とは難しいものです(笑)。

優先席です。7000形、窓の取り方にちょっと独特なポリシーを持っています。元々、全固定窓として登場したため、空調故障時や季節の変わり目に外気交換できるように車端の一部の窓がスイング式になっています。

車両の真ん中には、天井からこれ見よがしに握り手が出ています。元々、この形式は「吊革レス」で登場しており、その際の握り手としてこのような設備があります。

しかし、セット位置はあまりに高すぎです。普通の人ではリアルに雲底の様相を呈してしまいます。

吊革レスの片鱗はこんな所にもあります。荷物棚から張り出した棒、これが吊革相当のパイプでしたが、結局吊革が後付増設されました。

ドア、窓ガラスの押さえ形状が京成グループらしからぬモノになっています。少々独特。

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