千駄木駅のほど近く、交差点のすぐ脇に0系電車のパーツが見えるそこが料理店「せとうち」の入口です。ここからして既にそういう方面のお店であることがよ〜く判ります。
別稿でご紹介した喫茶「羽根田」の本店的な位置になるお店です。事実、喫茶「羽根田」からは歩いてちょっとの距離にありました。地下鉄1駅分ですから、なにをか況や。
お邪魔したのは根津神社の「ツツジ祭」と一緒に行ってみたら偶然、昼営業のタイミングで飛び込めた次第。通常は夜営業のみとなっています。
階段を上ってお店に入ると「メランコリックでアンニュイな午後の一時を皆さんいかがお過ごしでしょうか?」的な雰囲気を紙一重でかわす鉄道パーツの数々。
古色騒然と思わせつつ、よく見ると「こんな所にあったの!?」みたいな鉄道グッズやメモリアル品もチラチラ。椅子に座るだけじゃ勿体ない位です。
アングルを横に広げると、壁には一面駅名票がズラリ。R31(32)の後ろには、列車の連結幌がトイレの入口として置かれています。トイレの扉は新幹線の発生品という念の入れよう。男子小用扉ですが、勿論共用です。
店内にはいくつか座席があるのですが、一番奥にして一番目立つのはこれ。東北新幹線用R31または東海道新幹線0系改座用R32と思われますが、如何せんメーカープレートは台座の下なので確認できず。
恐らくW30辺りと一緒に来たのであれば、R32なのかも知れません。個人的には食事よりも、マッタリと午後の一時を過ごす喫茶的な方が好みですが、元々それは「羽根田」の役割。こちらは夜のお食事が主のお店です。
数名まとまって予約をすれば、お店を貸切にしてくれるとのことなので、事前に相談してみるのも良いでしょう。