787系電車(DXグリーン席) 最終確認時期:2007年12月

九州新幹線の博多開通も日程に上り、再び運行形態に大きな変化が訪れそうな787系ですが、グリーン車運転席直後にあったトップキャビンについて、改装がなされています。

要るのか使われるのか、現役当時でも定かではなかったトップキャビン、運行時間の短くなる博多〜新八代間ではその思いは一層顕著ではあったところ…。

ドアから入ると、再奥の区画。在来席6人分を取り払い、大形座席を1&2配列の3アブレスト配置としたDXグリーン席として再デビューさせています。料金もその分上乗せされており、通常のグリーン料金に対し、おおむね1.6倍のお大尽価格となっております。

画像は「有明」運用で撮ったときのものですが、「リレーつばめ」になると、お茶菓子付きのウェルカムドリンクや、持ち帰り可能なスリッパ、大形ブランケットなどが客室乗務員から手渡されます。

2人掛席から。住江工業製の回転電動リクライニングシートです。最大141度まで傾斜し、座面が傾斜角に連動し、レッグレストも装備されています。アームレストも傾斜角度に応じ、高さと迫り出し量が遷移するようになっています。この辺は気配りですね。

大形座席だけあって、この2人席の全展開状態の撮影は至難ですね。28mmレンズの限界幅一杯となりました。

1人掛席です。それまで2人分の席が(向き合うようにとは言え)在ったところ、やはりスペースはそれなりに広くなっていますね。

びよーん、と伸ばしてみるとこんな感じ。アームレスト先端にリクライニングとレッグレスト、読書灯の操作ボタンがあります。殺風景と思われたのか、壁面には左右に絵が掛られています。

ナナメから撮ってみると、リクライニング時と平常時の差違がさらに判ります。

通常時の2人掛を縦撮り。荷物棚は、以前のハットラックのままですが、読書灯がLEDを使ったタイプに交換されています。

787系自体は、モバイル機器や携帯電話普及の点で見れば「前夜」に当たる世代の車両。ACコンセント整備は大きく立ち後れ、「有明」仕様の後期投入車で、各列ごとのコンセントが(一部車両に)増設されるようになりました。

DXグリーン席は、1席1セット(以上)のACコンセント配置を達成しており、1人掛席と2人掛席窓側においては、壁面パネル進行方向側にプラグが見えるようになっています。

2人掛席の場合、前後それぞれのステップ下にACコンセントが2器設置されています。これで多い日も安心(殴)。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
グリーン1付番無し----mm
グリーン2付番無し----mm
え?これだけかって?。ここから先は覚悟を決めてどうぞ。